お仕事で、広尾にある「JICA地球ひろば」に行ってきますた。
途上国の人々への共感や連帯感を育む場となり、国際協力に関わる市民団体の情報発信や交流、研修の拠点として利用される場となることを目指して設立されたそうです。
もと海外青年協力隊の常駐スタッフ「地球案内人」さんに、いろいろお話を伺ったり、展示を見てきたりしました。
地球案内人さんのお話の中で、特に印象深かったのが、
「海外青年協力隊で行った人が、逆に現地の人から元気をもらって帰ってくるんです。」
との言葉でした。
体験ゾーンでは「砂漠化する惑星(ほし)」をテーマとする企画展示をやっていました。
ここでとてもショックを受けちゃいましたっ。
地球上では今、毎年6万平行キロメートルずつのスピードで砂漠化しているとの事。
なんと九州と四国を合わせた面積だそうです!
何故、砂漠化がおこるかというと、地球温暖化と人間の活動が原因。
発展途上国では電気やガスが整っていない所が多い為、煮炊きをしたり暖をとる為に、木を切るしかないそうです。
中国内モンゴルでは昔は羊を自給自足の分だけ放牧していたのだけれど、最近では羊より高く売れるカシミアの取れるヤギを飼うようになり、ヤギは草の根っこまで食べてしまうので、土地がどんどん荒れてしまう。
テレビショッピングとかで、カシミアのコートとか、よく売ってるよなぁ。。(汗)
他人事ではありませんね。
この砂漠化によって「黄砂」が日本に飛んできて、農作物だダメになったり、呼吸器系の病気になったり。。
人間は自然を破壊しながら自分達の生活をも破壊しているんですね。
なんという悪循環!
では、どうしたら砂漠化を止められるのか?
まず、植林、そして住民に木の育て方、木の大切さを理解してもらう事だそう。
アフリカのある国では、たくさん植林させても、きちんと管理できずに動物に食べられてしまったり、枯らしてしまったり。。
また、燃料に使う薪が少なくてすむように効率の良い改良カマド(土とロバのフン、水などを混ぜたもの)を普及させたり。
このカマドを使う事により、10本使っていた薪が3本ですんだり、毎朝していた薪拾いが週1回ですむようになったおかげで勉強に使える時間が増えたり、空いた時間で手工芸品を作って売り、現金収入が増えたり。
援助って、お金だけじゃダメなんだなぁって、つくづく思った。
教育が大事なのですね!
なんだか中学生の感想文のようになってしまったわ(笑)
この「JICA地球ひろば」には、カフェがあって、世界の庶民の料理が楽しめます♪
広尾駅から徒歩1分という好立地にもかかわらず、ランチがなんと700円!
プラス100円でコーヒーか紅茶が付いちゃいます。
今度ランチを食べに行ってみたいわぁ。